レッスン会形式による発表会 〜加古川教室

 

〜サロン・レッスン会形式による〜
ピアノ発表会(加古川教室)

コロナ状況により、今年の“ピアノ教室CANTABILE 秋の発表会”は中止になりました。そこで、加古川教室では、しっかりコロナ対策をして、加古川教室の生徒さんだけのオリジナル発表会を開催しました。


下記、加古川教室の田村(萩原)先生から、当日のお写真とメッセージをお送りいたします♪


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去る7/23(祝)、加古川の松風ギャラリー音楽サロンにて 「~サロン・レッスン会形式による~ ピアノ発表会」 を開催いたしました。


春先、思いもよらない事が起きました。「これはもう、発表会はできないかも知れない…」と、断念しかけたのですが、学校がお休みの3ヶ月間、時間がたっぷりある中で、生徒の皆さん良い準備をすることができ、「これは何としても良い発表会にしたい」という思いで、開催を決めました。






今回はこれまでとは違って、3グループ制(1グループ4~5名)による演奏発表と、各人10分程度のレッスンという進行で、演奏発表と普段のレッスン風景を聴いていただける会として企画しました。




ただし、感染防止対策最優先で・・・




ご来場の皆さまには、受付でのアルコール手指消毒と、非接触型体温計による検温、加えて、出演者は手洗いして待機席へ。演奏直前・直後のアルコール手指消毒も徹底しました。





100名収容のサロンですが、扉をすべて開放し、ホワイエまで広く使って椅子を並べます。来場者数は、例年と変わりなく、おじい様・おばあ様方もかけつけてくださいました。この情勢の中、ご熱心さに感謝の気持ちで一杯です。






あまり知られていないかもしれませんが、加古川市は世界3大名器(スタィンウェイ・ベヒシュタイン・ベーゼンドルファー)を所有しています。松風ギャラリーには、ベーゼンドルファーが常設してあります。特徴的な赤いボディーがサロンの雰囲気を更に引き立てます♫





当日のプログラムから、第2部に演奏されたH君(小5)のエスティン:「人形の夢と目覚め」をご紹介します。


春から通い始められたH君。発表会のお声かけが間際になり、非常に短い準備期間で曲を仕上げました。H君の強みは、速い譜読みと正確性、そして吸収力です。あまり口数は多くないですが、言ったことは1週間で形にしてくる力があります。


人形を寝かしつける静かな子守歌から始まるこの曲、最終レッスンでも長いフレーズの扱いや、指がゆっくり鍵盤に入ってゆく感覚をつかむのに苦戦していましたが、流れてくる子守歌があまりに優しく、そして丁寧で、私は傍で見守りながらその演奏に聴き入ってしまいました。


「レッスン会形式なんて初めてだから、すごく緊張した~」とのことでしたが、体と心の成長と共に、きっと一層良い響きで楽器を鳴らせるのではないかと思います!




今回は、リーハーサル無しでしたが、皆さん本当に良く演奏されたなぁ、と感心します。完全な発表会の形ではありませんでしたが、ステージ演奏は何事にも代え難い貴重な経験。止まることなく、また次に繋げていきたいと思っております!






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